白馬渓大神宮社務所
白馬渓大神宮社務所(しらばけだいじんぐうしゃむしょ)は、大分県日田市天瀬町赤岩にある白馬渓大神宮の境内にあります。社務所は、神社の運営や管理を行う場所であり、参拝者にとって重要な施設です。
白馬渓大神宮社務所の役割
白馬渓大神宮社務所は、以下のような役割を担っています。
お守り・お札の授与: 参拝者は、社務所で様々なお守りやお札を授かることができます。お守りは、身に着けることで、ご利益があるとされています。お札は、家に祀ることで、家内安全や商売繁盛などを祈願することができます。
ご祈祷の受付: 白馬渓大神宮では、家内安全、交通安全、商売繁盛、安産祈願、厄除け、病気平癒など、様々なご祈祷を受け付けています。ご祈祷を希望する場合は、社務所で申し込みをすることができます。
神社に関する情報の提供: 白馬渓大神宮の歴史やご祭神、年間行事などについて、社務所の職員に尋ねることができます。
その他: 境内のご案内や、御朱印の授与なども行っています。
白馬渓大神宮社務所の営業時間
白馬渓大神宮社務所の営業時間は、午前9時から午後5時までです。ただし、祭典や行事がある場合は、時間が変更になることがありますので、事前に確認することをおすすめします。
白馬渓大神宮の歴史
白馬渓大神宮(しらばけだいじんぐう)は、大分県日田市天瀬町赤岩にある神社です。その歴史は古く、社伝によれば、景行天皇の御代に創建されたと伝えられています。
創建と景行天皇の伝説
白馬渓大神宮の創建は、景行天皇が九州を平定する際に、この地で白馬に乗った神が現れ、戦勝を祈願したことに始まるとされています。この白馬は、神のお使いであると信じられ、人々はこの地に神社を建てて祀ったと伝えられています。
山岳信仰と修験道の歴史
その後、平安時代には、白馬渓が山岳信仰の対象となり、白馬渓大神宮もまた、修験道の霊場として栄えました。白馬渓は、切り立った岩壁と清流が織りなす美しい渓谷で、厳しい修行の場として、多くの修験者が訪れました。
江戸時代から現代への変遷
江戸時代に入ると、白馬渓大神宮は、日田代官所の祈願所となり、社殿の修復や神領の寄進など、様々な支援を受けました。明治時代に入ると、神仏分離令により、白馬渓大神宮は、仏教色の強い神宮寺と分離されました。その後も、地域の人々の信仰を集め続け、現在に至ります。
白馬渓大神宮のご祭神とご利益
白馬渓大神宮の主祭神は、神素盞嗚尊(かむすさのおのみこと)と奇稲田姫命(くしいなだひめのみこと)です。神素盞嗚尊は、日本神話に登場する神様で、ヤマタノオロチ退治や八岐大蛇退治など、数々の武勇伝で知られています。奇稲田姫命は、神素戔嗚尊の妻であり、夫婦円満や縁結びの神として信仰されています。白馬渓大神宮では、厄除け、縁結び、安産祈願、交通安全、商売繁盛など、様々なご利益があるとされています。
神素戔嗚尊と奇稲田姫命の御神徳
神素戔嗚尊は、荒ぶる神としての一面を持ちますが、同時に、強い力を持つ神として、人々から畏敬の念を集めています。疫病や災難から人々を守るとされ、厄除けや病気平癒の祈願に訪れる人が多いです。
奇稲田姫命は、その美しさから、縁結びや安産の神として信仰されています。また、夫婦円満の神としても信仰されており、夫婦円満を願う人々が参拝に訪れます。
白馬渓大神宮の境内
白馬渓大神宮の境内は、白馬渓の自然の中に溶け込むように建てられており、荘厳で神秘的な雰囲気に包まれています。本殿、拝殿、神楽殿、社務所など、様々な建物が点在しており、それぞれに歴史と風格を感じさせます。
本殿
本殿は、白馬渓大神宮の最も重要な建物であり、ご祭神が祀られている場所です。現在の本殿は、江戸時代後期に再建されたもので、三間社流造の建築様式を伝えています。重厚な茅葺屋根と朱塗りの柱が特徴で、荘厳な美しさを放っています。
拝殿
拝殿は、参拝者がお参りをする場所です。本殿の前に位置し、広々とした空間が広がっています。参拝者はここで、二礼二拍手一礼の作法でお参りします。
神楽殿
神楽殿は、神楽が奉納される場所です。神楽とは、神様を祀るために行われる舞踊であり、白馬渓大神宮では、例祭の際に、神楽が奉納されます。神楽殿は、神楽の舞台となるだけでなく、地域の人々の集いの場としても利用されています。
社務所
社務所は、お守りやお札を授与したり、ご祈祷の受付を行ったりする場所です。また、白馬渓大神宮の歴史やご祭神について、詳しく知りたい場合は、社務所の職員に尋ねることもできます。
その他
境内には、他にも、手水舎、絵馬掛け、ご神木などがあります。特に、ご神木である杉の木は、樹齢数百年と伝えられており、神聖な雰囲気を醸し出しています。また、境内からは、白馬渓の美しい景色を眺めることができます。
白馬渓大神宮の年間行事
白馬渓大神宮では、年間を通して様々な祭典や行事が行われています。これらの行事は、地域の人々にとって、大切な交流の場であり、伝統文化を継承する場でもあります。
歳旦祭(1月1日)
歳旦祭は、新年を祝い、一年の平安を祈願する祭りです。元旦の朝、神職が祝詞を奏上し、参拝者は、新しい年への願いを込めて、お参りします。
節分祭(2月3日)
節分祭は、豆まきをして、邪気を払い、福を招き入れる祭りです。白馬渓大神宮では、毎年、地元の子供たちが参加する豆まきが行われ、多くの人で賑わいます。
祈年祭(2月17日)
祈年祭は、豊作を祈願する祭りです。神職が祝詞を奏上し、五穀豊穣を祈ります。
例祭(10月17日)
例祭は、白馬渓大神宮の最も重要な祭りであり、盛大に開催されます。神輿の渡御や、夜店、花火大会など、様々な催しが行われます。
新嘗祭(11月23日)
新嘗祭は、その年に収穫された新穀を神々に捧げ、感謝の気持ちを伝える祭りです。神職が祝詞を奏上し、五穀豊穣を祈ります。
除夜祭(12月31日)
除夜祭は、一年を締めくくり、新しい年を迎える祭りです。神職が祝詞を奏上し、新しい年への願いを込めて、お参りします。
白馬渓大神宮の祭典と催し
白馬渓大神宮では、年間行事以外にも、様々な祭典や催しが行われています。これらの行事は、地域の人々にとって、楽しみであり、交流の場でもあります。
どんど焼き(1月15日)
どんど焼きは、正月に飾った門松やしめ縄などを燃やし、その火で焼いた餅を食べることで、無病息災を祈願する行事です。
夏越の大祓(6月30日)
夏越の大祓は、半年間の罪穢れを祓い清める神事です。茅の輪くぐりや人形(ひとがた)流しが行われます。
七五三詣(11月15日)
七五三詣は、子供の成長を祝い、今後の健康と幸福を祈願する行事です。3歳、5歳、7歳の子供が晴れ着を着て、神社にお参りします。
その他の催し
白馬渓大神宮では、上記以外にも、様々な催しが行われています。例えば、春には、桜まつり、秋には、紅葉まつりなどが開催され、多くの人々が訪れます。また、境内では、定期的に、コンサートや展示会なども開催されており、地域文化の発展に貢献しています。
白馬渓大神宮のご参拝・ご祈祷
白馬渓大神宮は、誰でも自由にお参りすることができます。ただし、参拝する際には、いくつかの注意点があります。
白馬渓大神宮の参拝時間
白馬渓大神宮の参拝時間は、午前9時から午後5時までです。ただし、祭典や行事がある場合は、時間が変更になることがありますので、事前に確認することをおすすめします。
白馬渓大神宮の参拝方法
白馬渓大神宮の参拝方法は、以下の通りです。
鳥居をくぐり、一礼する: 鳥居は、神域と俗界を分ける門です。鳥居をくぐる際は、一礼しましょう。
手水舎で清める: 手水舎は、手や口を清める場所です。柄杓を使って、左手、右手、口の順に清めます。
お賽銭を入れる: お賽銭は、神様への感謝の気持ちを表すものです。金額は、いくらでも構いません。
鈴を鳴らす: 鈴は、神様を呼ぶためのものです。鈴を鳴らして、神様をお迎えしましょう。
二礼二拍手一礼する: 深く二礼し、二回手を打ち、最後に一礼します。
お祈りをする: 心の中で、日ごろの感謝の気持ちを伝えたり、願い事をしたりしましょう。
白馬渓大神宮のご祈祷
白馬渓大神宮では、様々なご祈祷を受け付けています。家内安全、交通安全、商売繁盛、安産祈願、厄除け、病気平癒、合格祈願など、ご希望に応じて、ご祈祷を受けることができます。ご祈祷を希望する場合は、事前に社務所に連絡し、予約をする必要があります。
白馬渓大神宮のお守り・お札
白馬渓大神宮では、様々なお守りやお札を授与しています。お守りは、身に着けることで、ご利益があるとされています。お札は、家に祀ることで、家内安全や商売繁盛などを祈願することができます。特に、厄除けや縁結びのお守りは、多くの人々に人気があります。
白馬渓大神宮の神前挙式
白馬渓大神宮では、神前挙式は行われていません。
白馬渓大神宮へのアクセス
白馬渓大神宮へのアクセスは、車でのアクセスが便利です。
車でのアクセス
大分自動車道: 大分自動車道「日田IC」から約30分です。
駐車場: 白馬渓大神宮には、無料駐車場が完備されています。
公共交通機関を利用する場合は、JR久大本線「天ヶ瀬駅」からタクシーで約15分です。
白馬渓大神宮周辺の観光スポット
白馬渓大神宮周辺には、白馬渓や慈恩の滝など、美しい自然景観を楽しめる観光スポットがあります。
白馬渓
白馬渓は、切り立った岩壁と清流が織りなす美しい渓谷です。新緑や紅葉の季節には、特に美しい景色を楽しむことができます。遊歩道が整備されており、散策に最適です。
慈恩の滝
慈恩の滝は、落差約20メートルの滝です。滝壺の近くまで行くことができ、水しぶきを浴びながら、マイナスイオンをたっぷり感じることができます。
その他の観光スポット
白馬渓大神宮周辺には、上記以外にも、様々な観光スポットがあります。
天ヶ瀬温泉: 大分県日田市にある温泉地です。渓谷沿いに旅館が立ち並び、美しい景色を眺めながら温泉を楽しむことができます。
桜滝: 落差約30メートルの滝で、日本の滝百選にも選ばれています。
楓葉の滝: 落差約10メートルの滝で、紅葉の季節には、美しい景色を楽しむことができます。
白馬渓大神宮周辺のグルメ
白馬渓大神宮周辺には、日田焼きそばや豊後牛、地鶏料理など、美味しいグルメが楽しめるお店がたくさんあります。
日田焼きそば
日田焼きそばは、日田市のご当地グルメです。麺はパリパリに焼き上げられており、具材には、豚肉やもやし、キャベツなどが入っています。独特の食感が特徴で、一度食べたらやみつきになる美味しさです。
豊後牛
豊後牛は、大分県産のブランド牛で、柔らかく、ジューシーな味わいが特徴です。ステーキや焼肉などで楽しめます。日田市内には、豊後牛を提供するレストランがいくつかあります。
地鶏料理
大分県は、地鶏の生産も盛んです。炭火焼きや鍋料理などで楽しめます。日田市内には、地鶏料理専門店や、地鶏料理を提供する居酒屋などがあります。
その他のグルメ
白馬渓大神宮周辺には、上記以外にも、様々なグルメが楽しめます。
耶馬溪そば: 耶馬溪産のそば粉を使ったそばです。コシがあり、つるつるとしたのど越しが特徴です。
山女魚料理: 白馬渓の清流で育った山女魚は、塩焼きや唐揚げなどで楽しめます。
郷土料理: だんご汁や鶏めしなど、大分県の郷土料理もおすすめです。
日田市内には、レストランや居酒屋、カフェなど、様々な飲食店があります。地元の食材を使った料理や、郷土料理など、ぜひ色々なお店を巡ってみてください。
白馬渓大神宮周辺の宿泊施設
白馬渓大神宮周辺には、旅館やホテル、民宿など、様々な宿泊施設があります。予算や目的に合わせて、選ぶことができます。
旅館
天ヶ瀬温泉には、渓谷沿いに多くの旅館が立ち並んでいます。露天風呂や貸切風呂など、様々なタイプのお風呂があり、美しい景色を眺めながら温泉を楽しむことができます。また、旅館によっては、地元の食材を使った料理や、郷土料理が楽しめます。
ホテル
日田市内には、ビジネスホテルやシティホテルなど、様々なホテルがあります。出張や観光など、様々なシーンで利用できます。
民宿
日田市天瀬町には、アットホームな雰囲気の民宿がいくつかあります。地元の人との交流を楽しみたい方におすすめです。
その他の宿泊施設
白馬渓大神宮周辺には、上記以外にも、様々な宿泊施設があります。
バンガロー: 自然の中で、手軽に宿泊したい方におすすめです。
キャンプ場: アウトドアを楽しみたい方におすすめです。
白馬渓大神宮周辺の宿泊施設は、インターネットや旅行代理店などで予約することができます。
白馬渓大神宮を訪れる際の注意点
白馬渓大神宮を訪れる際には、以下の点に注意してください。
服装
白馬渓大神宮は、山の中に位置するため、夏でも涼しいことがあります。羽織るものを持っていくと良いでしょう。また、境内には階段や坂道がありますので、歩きやすい靴を履くようにしましょう。
参拝マナー
白馬渓大神宮では、静かに参拝するように心がけましょう。また、境内での飲食や喫煙は禁止されています。
写真撮影
白馬渓大神宮では、写真撮影が可能です。ただし、本殿内での撮影は禁止されています。また、他の参拝者の迷惑にならないように、注意しましょう。
その他
白馬渓大神宮は、自然豊かな場所にありますが、夏は蚊が多いので、虫除けスプレーなどを用意しておくと良いでしょう。また、冬は、路面が凍結することがありますので、注意してください。
白馬渓大神宮に関するQ&A
Q. 例祭はいつ行われますか?
A. 毎年10月17日に行われます。
Q. ご祈祷は予約が必要ですか?
A. はい、事前にご予約ください。
Q. 駐車場はありますか?
A. はい、無料駐車場がございます。
Q. 白馬渓大神宮周辺でおすすめの観光スポットはありますか?
A. 白馬渓、慈恩の滝、天ヶ瀬温泉などがおすすめです。
Q. 白馬渓大神宮周辺でおすすめのグルメはありますか?
A. 日田焼きそば、豊後牛、地鶏料理などがおすすめです。
白馬渓大神宮まとめ
白馬渓大神宮は、長い歴史を持つ由緒ある神社であり、日田市を代表する観光スポットの一つです。美しい境内や、様々な祭典、美味しいグルメなど、魅力がたくさんあります。日田市を訪れる際は、ぜひ白馬渓大神宮にお立ち寄りください。
白馬渓大神宮は、以下のような方におすすめです。
歴史や文化に興味がある方
日本の伝統的な神社仏閣を訪れたい方
厄除けや縁結びを祈願したい方
美しい自然の中で、心を癒やしたい方
美味しいグルメを楽しみたい方
日田市を満喫したい方
白馬渓大神宮は、きっとあなたにとって、忘れられない思い出となる場所となるでしょう。