柴山八幡社(しばやまはちまんしゃ)

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柴山八幡社(しばやまはちまんしゃ)の歴史
柴山八幡社は、大分県豊後大野市千歳町柴山に鎮座する神社です。その歴史は古く、社伝によれば、今から約800年前の建久3年(1192年)に創建されたと伝えられています。

宇佐神宮からの分霊と創建
柴山八幡社の創建は、宇佐神宮から八幡神を勧請したことに始まるとされています。宇佐神宮は、全国に4万社以上ある八幡宮の総本社であり、古くから朝廷や武家から篤い崇敬を受けてきました。柴山八幡社は、宇佐神宮の分霊を祀る神社として、地域の人々の信仰を集めてきました。

地域の氏神としての役割
柴山八幡社は、古くからこの地域の氏神として、人々の生活を見守り続けてきました。五穀豊穣や家内安全、無病息災などを祈願する人々が、日々参拝に訪れています。特に、農耕関係者からの信仰が篤く、豊作を祈願する人々が多く訪れます。

現代
柴山八幡社は、現在も地域の人々にとって大切な心の拠り所となっています。毎年12月には、「ひょうたん祭り」というユニークな祭りが開催され、多くの人で賑わいます。

柴山八幡社のご祭神とご利益
柴山八幡社の主祭神は、応神天皇です。応神天皇は、第15代天皇であり、武勇に優れ、海外との交流も盛んに行ったとされています。柴山八幡社では、国家安泰、武運長久、安産祈願、交通安全、商売繁盛など、様々なご利益があるとされています。

応神天皇の御神徳
応神天皇は、八幡神とも呼ばれ、全国の八幡神社で祀られています。八幡神は、武士の守護神として信仰され、源氏や平氏など、多くの武将から崇敬されました。また、応神天皇は、弓の名手としても知られており、弓道の上達を祈願する人々も多く訪れます。

その他の祭神
柴山八幡社には、応神天皇の他に、神功皇后、仲哀天皇、比売大神(ひめおおかみ)も祀られています。神功皇后は、応神天皇の母であり、自ら兵を率いて朝鮮半島に出兵し、勝利を収めたとされる伝説的な人物です。仲哀天皇は、応神天皇の父であり、第14代天皇です。比売大神は、宗像三女神の一柱であり、海上安全や交通安全、安産、子育てなどのご利益があるとされています。

柴山八幡社の境内
柴山八幡社の境内は、緑豊かな自然に囲まれており、静かで厳かな雰囲気が漂っています。本殿、拝殿、神楽殿、社務所など、様々な建物が点在しており、それぞれに歴史と風格を感じさせます。

本殿
本殿は、柴山八幡社の最も重要な建物であり、ご祭神が祀られている場所です。現在の本殿は、江戸時代後期に再建されたもので、三間社流造の建築様式を伝えています。重厚な茅葺屋根と朱塗りの柱が特徴で、荘厳な美しさを放っています。

拝殿
拝殿は、参拝者がお参りをする場所です。本殿の前に位置し、広々とした空間が広がっています。参拝者はここで、二礼二拍手一礼の作法でお参りします。拝殿の天井には、美しい天井絵が描かれており、見事なものです。

神楽殿
神楽殿は、神楽が奉納される場所です。神楽とは、神様を祀るために行われる舞踊であり、柴山八幡社では、例祭の際に、神楽が奉納されます。神楽殿は、神楽の舞台となるだけでなく、地域の人々の集いの場としても利用されています。

社務所
社務所は、お守りやお札を授与したり、ご祈祷の受付を行ったりする場所です。また、柴山八幡社の歴史やご祭神について、詳しく知りたい場合は、社務所の職員に尋ねることもできます。

その他
境内には、他にも、手水舎、絵馬掛け、ご神木などがあります。特に、ご神木であるクスノキは、樹齢数百年と伝えられており、神聖な雰囲気を醸し出しています。また、境内には、樹齢数百年のイチョウの木や、四季折々の花が咲く庭園など、見どころがたくさんあります。

柴山八幡社の年間行事
柴山八幡社では、年間を通して様々な祭典や行事が行われています。これらの行事は、地域の人々にとって、大切な交流の場であり、伝統文化を継承する場でもあります。

歳旦祭(1月1日)
歳旦祭は、新年を祝い、一年の平安を祈願する祭りです。元旦の朝、神職が祝詞を奏上し、参拝者は、新しい年への願いを込めて、お参りします。

節分祭(2月3日)
節分祭は、豆まきをして、邪気を払い、福を招き入れる祭りです。柴山八幡社では、毎年、地元の子供たちが参加する豆まきが行われ、多くの人で賑わいます。

祈年祭(2月17日)
祈年祭は、豊作を祈願する祭りです。神職が祝詞を奏上し、五穀豊穣を祈ります。

例祭(10月第2日曜日)
例祭は、柴山八幡社の最も重要な祭りであり、盛大に開催されます。神輿の渡御や、夜店、花火大会など、様々な催しが行われます。

新嘗祭(11月23日)
新嘗祭は、その年に収穫された新穀を神々に捧げ、感謝の気持ちを伝える祭りです。神職が祝詞を奏上し、五穀豊穣を祈ります。

除夜祭(12月31日)
除夜祭は、一年を締めくくり、新しい年を迎える祭りです。神職が祝詞を奏上し、新しい年への願いを込めて、お参りします。

ひょうたん祭り(12月第1日曜日)
ひょうたん祭りは、柴山八幡社で800年以上前から続く伝統的な奇祭です。豊作祈願と厄除けを目的としており、巨大なひょうたんを被った「ひょうたん様」が、町内を練り歩き、人々に御神酒を振る舞います。この祭りは、大分県選択無形民俗文化財にも指定されています。

柴山八幡社の祭典と催し
柴山八幡社では、年間行事以外にも、様々な祭典や催しが行われています。これらの行事は、地域の人々にとって、楽しみであり、交流の場でもあります。

夏越の大祓(6月30日)
夏越の大祓は、半年間の罪穢れを祓い清める神事です。茅の輪くぐりや人形(ひとがた)流しが行われます。

七五三詣(11月15日)
七五三詣は、子供の成長を祝い、今後の健康と幸福を祈願する行事です。3歳、5歳、7歳の子供が晴れ着を着て、神社にお参りします。

その他の催し
柴山八幡社では、上記以外にも、様々な催しが行われています。例えば、春には、桜まつり、秋には、紅葉まつりなどが開催され、多くの人々が訪れます。また、境内では、定期的に、コンサートや展示会なども開催されており、地域文化の発展に貢献しています。

柴山八幡社のご参拝・ご祈祷
柴山八幡社は、誰でも自由にお参りすることができます。ただし、参拝する際には、いくつかの注意点があります。

柴山八幡社の参拝時間
柴山八幡社の参拝時間は、特に決まっていません。

柴山八幡社の参拝方法
柴山八幡社の参拝方法は、以下の通りです。

鳥居をくぐり、一礼する: 鳥居は、神域と俗界を分ける門です。
手水舎で清める: 手水舎は、手や口を清める場所です。柄杓を使って、左手、右手、口の順に清めます。
お賽銭を入れる: お賽銭は、神様への感謝の気持ちを表すものです。金額は、いくらでも構いません。
鈴を鳴らす: 鈴は、神様を呼ぶためのものです。
二礼二拍手一礼する: 深く二礼し、二回手を打ち、最後に一礼します。
お祈りをする: 心の中で、日ごろの感謝の気持ちを伝えたり、願い事をしたりしましょう。
柴山八幡社のご祈祷
柴山八幡社では、様々なご祈祷を受け付けています。家内安全、交通安全、商売繁盛、安産祈願、厄除け、病気平癒、合格祈願など、ご希望に応じて、ご祈祷を受けることができます。ご祈祷を希望する場合は、事前に社務所に連絡し、予約をする必要があります。

柴山八幡社のお守り・お札
柴山八幡社では、様々なお守りやお札を授与しています。お守りは、身に着けることで、ご利益があるとされています。お札は、家に祀ることで、家内安全や商売繁盛などを祈願することができます。特に、安産祈願や交通安全のお守りは、多くの人々に人気があります。また、「ひょうたん守り」は、ひょうたん祭りにちなんだお守りで、厄除けや無病息災のご利益があるとされています。

柴山八幡社へのアクセス
柴山八幡社へのアクセスは、車でのアクセスが便利です。

車でのアクセス
大分自動車道「大野IC」から約15分です。
駐車場: 柴山八幡社には、無料駐車場が完備されています。
公共交通機関を利用する場合は、JR豊肥本線「豊後竹田駅」からバスで約30分、「柴山」バス停で下車、徒歩約5分です。

柴山八幡社周辺の観光スポット
柴山八幡社周辺には、原尻の滝や沈堕の滝など、自然豊かな観光スポットがあります。

原尻の滝
原尻の滝は、「東洋のナイアガラ」とも呼ばれる幅120メートル、高さ20メートルの壮大な滝です。滝の裏側を歩くことができ、水しぶきを浴びながら、迫力満点の滝を間近で見ることができます。

沈堕の滝
沈堕の滝は、落差100メートルの大瀑布です。日本の滝百選にも選ばれており、その美しさは、訪れる人々を魅了します。特に、紅葉の季節は、息を呑むほどの美しさです。

その他の観光スポット
柴山八幡社周辺には、上記以外にも、様々な観光スポットがあります。

岡城阯: 戦国時代に築かれた山城です。難攻不落の城として知られ、現在も石垣や堀が残っています。
長湯温泉: 炭酸泉で有名な温泉地です。世界屈指の炭酸泉濃度を誇り、ラムネ温泉とも呼ばれています。
緒方町歴史民俗資料館: 緒方町の歴史や文化を紹介する資料館です。
柴山八幡社周辺のグルメ
柴山八幡社周辺には、豊後牛や地鶏料理、原木椎茸など、美味しいグルメが楽しめるお店がたくさんあります。

豊後牛
豊後牛は、大分県産のブランド牛で、柔らかく、ジューシーな味わいが特徴です。ステーキや焼肉などで楽しめます。豊後大野市内には、豊後牛を提供するレストランがいくつかあります。

地鶏料理
大分県は、地鶏の生産も盛んです。炭火焼きや鍋料理などで楽しめます。豊後大野市内には、地鶏料理専門店や、地鶏料理を提供する居酒屋などがあります。

原木椎茸
豊後大野市は、原木椎茸の生産が盛んな地域です。肉厚で風味豊かな原木椎茸は、様々な料理で楽しめます。椎茸ステーキや椎茸ご飯、椎茸の天ぷらなど、地元の飲食店で味わうことができます。

その他のグルメ
柴山八幡社周辺には、上記以外にも、様々なグルメが楽しめます。

豊後大野ジビエ: 豊後大野市は、ジビエ料理が盛んな地域です。イノシシやシカなど、地元で獲れた新鮮なジビエを味わうことができます。
郷土料理: だんご汁や鶏めしなど、大分県の郷土料理もおすすめです。
豊後大野市内には、レストランや居酒屋、カフェなど、様々な飲食店があります。地元の食材を使った料理や、郷土料理など、ぜひ色々なお店を巡ってみてください。

柴山八幡社周辺の宿泊施設
柴山八幡社周辺には、旅館やホテル、民宿など、様々な宿泊施設があります。予算や目的に合わせて、選ぶことができます。

旅館
豊後大野市内には、温泉旅館がいくつかあります。泉質の良い温泉で、日頃の疲れを癒やすことができます。また、旅館によっては、地元の食材を使った料理や、郷土料理が楽しめます。

ホテル
豊後大野市内には、ビジネスホテルなど、いくつかのホテルがあります。出張や観光など、様々なシーンで利用できます。

民宿
豊後大野市内には、アットホームな雰囲気の民宿がいくつかあります。地元の人との交流を楽しみたい方におすすめです。

その他の宿泊施設
柴山八幡社周辺には、上記以外にも、様々な宿泊施設があります。

キャンプ場: 自然の中で、アウトドアを楽しみたい方におすすめです。
コテージ: 家族やグループで、プライベートな空間で過ごしたい方におすすめです。
柴山八幡社周辺の宿泊施設は、インターネットや旅行代理店などで予約することができます。

柴山八幡社を訪れる際の注意点
柴山八幡社を訪れる際には、以下の点に注意してください。

服装
柴山八幡社は、神聖な場所ですので、露出の多い服装や、派手な服装は避けましょう。また、境内を歩く際には、歩きやすい靴を履くようにしましょう。

参拝マナー
柴山八幡社では、静かに参拝するように心がけましょう。また、境内での飲食や喫煙は禁止されています。

写真撮影
柴山八幡社では、写真撮影が可能です。ただし、本殿内での撮影は禁止されています。また、他の参拝者の迷惑にならないように、注意しましょう。

その他
柴山八幡社は、山間部に位置するため、夏は涼しく、冬は寒さが厳しいです。服装には注意し、防寒対策をしっかりとしておきましょう。また、山道は滑りやすい場所もありますので、足元には十分注意してください。

柴山八幡社に関するQ&A
Q. 例祭はいつ行われますか?
A. 毎年10月の第2日曜日に行われます。

Q. ご祈祷は予約が必要ですか?
A. はい、事前にご予約ください。

Q. 駐車場はありますか?
A. はい、無料駐車場がございます。

Q. 柴山八幡社周辺でおすすめの観光スポットはありますか?
A. 原尻の滝、沈堕の滝、岡城阯などがおすすめです。

Q. 柴山八幡社周辺でおすすめのグルメはありますか?
A. 豊後牛、地鶏料理、原木椎茸などがおすすめです。

柴山八幡社まとめ
柴山八幡社は、長い歴史を持つ由緒ある神社であり、豊後大野市を代表する観光スポットの一つです。美しい境内や、様々な祭典、美味しいグルメなど、魅力がたくさんあります。豊後大野市を訪れる際は、ぜひ柴山八幡社にお立ち寄りください。

柴山八幡社は、以下のような方におすすめです。

歴史や文化に興味がある方
日本の伝統的な神社仏閣を訪れたい方
美しい自然の中で、心を癒やしたい方
美味しいグルメを楽しみたい方
豊後大野市を満喫したい方
柴山八幡社は、きっとあなたにとって、忘れられない思い出となる場所となるでしょう。

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