中津神社 - 大分県の神社まとめ

中津神社の歴史
中津神社は、大分県中津市に鎮座する神社です。その歴史は、明治時代に遡ります。中津城本丸下段の松の御殿跡に、明治16年（1883年）、六所神社・丸山神社(義氏社)・稲荷神社・蛭子神社・八幡大江神社の五社を合祀し、中津神社として創建されました。

中津神社は、中津城の守護神として、また、地域の氏神として、人々の信仰を集めてきました。特に、夏祭り「中津祇園」は、大分県指定無形民俗文化財に指定されており、毎年7月に盛大に開催されます。

中津神社のご祭神とご利益
中津神社の主祭神は、素戔嗚尊（すさのおのみこと）です。素戔嗚尊は、日本神話に登場する神様で、ヤマタノオロチ退治や八岐大蛇退治など、数々の武勇伝で知られています。また、疫病退散の神としても信仰されており、中津神社は、古くから、疫病除けや厄除けの祈願所として、多くの人々に崇敬されてきました。

中津神社には、素戔嗚尊の他に、応神天皇、仁徳天皇をはじめとする十三柱の神々も祀られています。これらの神々は、それぞれに様々なご利益があるとされ、中津神社は、多くの人々の願いを叶えるパワースポットとして、親しまれています。

素戔嗚尊の御神徳としては、疫病退散、厄除け、商売繁盛、五穀豊穣、家内安全、交通安全、縁結び、安産祈願など、多岐にわたります。

中津神社の境内
中津神社の境内は、緑豊かな木々に囲まれており、静かで厳かな雰囲気が漂っています。本殿、拝殿、神楽殿、社務所など、様々な建物が点在しており、それぞれに歴史と風格を感じさせます。

本殿は、流造りの建築様式で、荘厳な佇まいを見せています。拝殿は、参拝者がお参りをする場所で、広々とした空間が広がっています。神楽殿では、毎年7月の中津祇園の際に、神楽が奉納されます。社務所では、お守りやお札を授与したり、ご祈祷の受付を行ったりしています。

境内には、他にも、手水舎、絵馬掛け、ご神木などがあります。特に、ご神木であるクスノキは、樹齢数百年と伝えられており、神聖な雰囲気を醸し出しています。

中津神社の年間行事
中津神社では、年間を通して様々な祭典や行事が行われています。これらの行事は、地域の人々にとって、大切な交流の場であり、伝統文化を継承する場でもあります。

1月には、新年を祝い、一年の平安を祈願する「歳旦祭」が行われます。2月には、節分祭、3月には、祈年祭、5月には、春祭り、7月には、夏祭り「中津祇園」、11月には、新嘗祭など、様々な祭典が行われます。

特に、中津祇園は、大分県指定無形民俗文化財に指定されており、3日間かけて盛大に開催されます。神輿の渡御や、夜店、花火大会など、様々な催しが行われ、多くの人で賑わいます。

中津神社の祭典と催し
中津神社では、年間行事以外にも、様々な祭典や催しが行われています。これらの行事は、地域の人々にとって、楽しみであり、交流の場でもあります。

例えば、節分祭では、豆まきが行われ、邪気を払い、福を招き入れます。また、夏越の大祓では、茅の輪くぐりや人形（ひとがた）流しが行われ、半年間の罪穢れを祓い清めます。

さらに、中津神社では、定期的に、コンサートや展示会なども開催されており、地域文化の発展に貢献しています。

中津神社のご参拝・ご祈祷
中津神社は、誰でも自由にお参りすることができます。ただし、参拝する際には、いくつかの注意点があります。

参拝時間は、午前9時から午後5時までです。ただし、祭典や行事がある場合は、時間が変更になることがありますので、事前に確認することをおすすめします。

参拝方法は、一般的な神社の参拝方法と同じです。鳥居をくぐり、手水舎で手や口を清め、お賽銭を入れ、鈴を鳴らし、二礼二拍手一礼します。

中津神社では、様々なご祈祷を受け付けています。厄除け、家内安全、商売繁盛、安産祈願など、ご希望に応じて、ご祈祷を受けることができます。ご祈祷を希望する場合は、事前に社務所に連絡し、予約をする必要があります。

中津神社の神前挙式
中津神社では、厳粛な雰囲気の中で、神前挙式を挙げることができます。神前挙式は、日本の伝統的な挙式スタイルであり、神様の前で永遠の愛を誓い合う、神聖な儀式です。

中津神社の神前挙式は、以下の流れで行われます。

参進: 新郎新婦、両家の親族、媒酌人などが、神職の先導で、本殿へと進みます。
修祓: 神職が、新郎新婦、両家の親族、媒酌人の罪穢れを祓い清めます。
祝詞奏上: 神職が、神様への祝詞を奏上します。
三献の儀: 新郎新婦が、三三九度の杯を交わします。
誓詞奏上: 新郎新婦が、神様の前で永遠の愛を誓います。
玉串奉奠: 新郎新婦、両家の親族、媒酌人が、玉串を神前に捧げます。
指輪交換: 新郎新婦が、指輪を交換します。
親族杯の儀: 両家の親族が、杯を交わします。
退場: 新郎新婦、両家の親族、媒酌人などが、神職の先導で、本殿から退場します。
神前挙式は、厳粛な雰囲気の中で、神様の前で永遠の愛を誓い合う、神聖な儀式です。日本の伝統的な挙式スタイルであり、その歴史と格式は、多くの人々に愛されています。また、神前挙式は、両家の親族や友人など、多くの人に見守られながら行われるため、感動的な結婚式になることでしょう。

中津神社では、神前挙式の後、境内での写真撮影も可能です。緑豊かな境内は、写真撮影に最適なロケーションです。また、中津神社周辺には、様々な観光スポットやレストランがありますので、挙式後の時間をゆっくりと過ごすことができます。

中津神社へのアクセス
中津神社へのアクセスは、公共交通機関でも、車でも便利です。

公共交通機関でのアクセス
電車: JR日豊本線「中津駅」から徒歩約15分です。
バス: 中津市内各地から、中津神社行きのバスが出ています。
車でのアクセス
大分自動車道: 大分自動車道「中津IC」から約10分です。
駐車場: 中津神社には、無料駐車場が完備されています。
中津神社周辺の観光スポット
中津神社周辺には、歴史的な建造物や自然豊かな公園など、様々な観光スポットがあります。

中津城
中津城は、安土桃山時代に築かれた城です。黒田官兵衛（如水）が設計したと伝えられており、日本三大水城の一つに数えられています。現在も、天守閣や櫓などが残っており、当時の面影を偲ぶことができます。

福澤諭吉旧居
福澤諭吉旧居は、慶應義塾大学の創設者である福澤諭吉が幼少期を過ごした家です。国の重要文化財に指定されており、当時の生活の様子を垣間見ることができます。

中津市歴史博物館
中津市歴史博物館は、中津市の歴史や文化を紹介する博物館です。中津城や福澤諭吉に関する展示をはじめ、様々な資料が展示されています。

中津神社周辺のグルメ
中津神社周辺には、中津唐揚げや鱧料理など、美味しいグルメが楽しめるお店がたくさんあります。

中津唐揚げ
中津唐揚げは、全国的に有名なご当地グルメです。鶏肉にニンニクや生姜などの下味をつけ、片栗粉で揚げたもので、外はカリッと、中はジューシーな食感が特徴です。中津市内には、美味しい中津唐揚げが食べられるお店がたくさんあります。

鱧料理
中津市は、鱧の産地として知られています。夏が旬の鱧は、淡白な味わいで、様々な料理で楽しめます。中津市内には、鱧料理専門店や、鱧料理を提供する居酒屋などがあります。

その他のグルメ
中津神社周辺には、上記以外にも、様々なグルメが楽しめます。

耶馬溪そば: 耶馬溪産のそば粉を使ったそばです。コシがあり、つるつるとしたのど越しが特徴です。

鱧しゃぶ: 鱧を薄切りにして、しゃぶしゃぶにして食べる料理です。あっさりとした味わいで、夏バテ気味の時にもおすすめです。
中津饅頭: 中津市の名物で、こしあんを薄皮で包んで蒸した饅頭です。上品な甘さで、お土産にも人気です。
中津神社周辺には、レストランや居酒屋、カフェなど、様々な飲食店があります。地元の食材を使った料理や、郷土料理など、ぜひ色々なお店を巡ってみてください。

中津神社周辺の宿泊施設
中津神社周辺には、ビジネスホテルから旅館まで、様々な宿泊施設があります。予算や目的に合わせて、選ぶことができます。

ビジネスホテル
中津神社周辺には、リーズナブルな価格で宿泊できるビジネスホテルが多数あります。出張や観光など、様々なシーンで利用できます。

シティホテル
シティホテルは、ビジネスホテルよりもワンランク上の設備やサービスを提供しています。快適な滞在を求める方におすすめです。

旅館
中津神社周辺には、歴史ある老舗旅館や、モダンなデザインの旅館など、様々な旅館があります。温泉や料理など、贅沢な時間を過ごしたい方におすすめです。

その他の宿泊施設
中津神社周辺には、上記以外にも、様々な宿泊施設があります。

ゲストハウス: バックパッカーや一人旅の方におすすめです。
ペンション: アットホームな雰囲気で、家族連れやグループ旅行におすすめです。
中津神社周辺の宿泊施設は、インターネットや旅行代理店などで予約することができます。

中津神社を訪れる際の注意点
中津神社を訪れる際には、以下の点に注意してください。

服装
中津神社は、神聖な場所ですので、露出の多い服装や、派手な服装は避けましょう。また、境内を歩く際には、歩きやすい靴を履くようにしましょう。

参拝マナー
中津神社では、静かに参拝するように心がけましょう。また、境内での飲食や喫煙は禁止されています。

写真撮影
中津神社では、写真撮影が可能です。ただし、本殿内での撮影は禁止されています。また、他の参拝者の迷惑にならないように、注意しましょう。

その他
中津神社は、夏は蚊が多いので、虫除けスプレーなどを用意しておくと良いでしょう。また、冬は、路面が凍結することがありますので、注意してください。

中津神社に関するQ&A
Q. 中津祇園はいつ行われますか？
A. 毎年7月の第3金曜日から日曜日にかけて行われます。